スーダン情勢

スーダンでは、ハルツーム等の都市で、民衆の抗議デモが続く中で、軍部との合意で首相に返り咲いたハムドゥークが、辞任するのでは？との噂が流れていましたが、アラビア語メディアは、ハムドゥークが２日辞任を表明したと報じています。
また抗議デモとの関連では、２日３名の抗議者が死亡し、数十名が負傷した由。
これで１１月のハムドゥクとブルハン大統領の合意でハムドゥークが首相に帰り咲いた後のデモ参加者の死者は５７名に達する由。
الخرطوم.. ارتفاع قتلى مظاهرات الأحد إلى 3- (صور وفيديوهات) | القدس العربي (alquds.co.uk)
スーダンに関しては、バイデン政権は民主主義への復帰を求め、特使を派遣する等して、調停に努めてきたが、ハムドゥークの辞任と止まらない流血で、米が今後どうするのか注目されます。
然し、中国問題、ウクライナ問題を抱え、中東でもイランの核協議を抱える米政権にとって、スーダンで何らかの具体的動きをする余裕は少なく、結局は中東離れが加速するだけのことかと言う気もします