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KONAMIが2021年10月28日に発売する「ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart」(以下,「GS4」)は,「ときめきメモリアルGirl’s Side」シリーズ最新作となる女性向け恋愛シミュレーションゲームだ。プレイヤーは,はばたき学園に通う高校生となり,勉強やクラブ活動,アルバイトなどをとおして成長しながら,さまざまな形で出会う男の子たちとの物語を体験していく。
東京ゲームショウ2021 オンラインの3日目(2021年10月2日)に,そんな本作を紹介する公式番組「ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart ステージ/みちる&ひかるのふたりでゲーム実況!?」が配信された。花椿みちる役の國府田マリ子さん,花椿ひかる役の高野麻里佳さんの2人によるトークや実機プレイを通してゲームの魅力が届けられた同番組のレポートをお届けしよう。
國府田さんと高野さんが演じる花椿姉妹は,ヒロイン(プレイヤー)と同じはばたき学園に通う高校生だ。姉妹は双子ながらギャップがあり,國府田さん曰く,姉のみちるは一見ボーイッシュだが中身は乙女で,妹のひかるは見た目が女の子らしいが中身は男の子っぽいのだそう。そんなところも彼女たちの魅力のようで,収録を終えた高野さんは,國府田さんが演じる姉のみちるのボイスを聞いて,“尊さが爆発”したという。
次に,「GS4」に登場する男の子たち8人が紹介された。はばたき学園に通う生徒が7人と教師が1人で,番組進行の森 一丁さんから「現時点での推しキャラ」を聞かれた2人は,高野さんは風真玲太(CV:梶 裕貴),國府田さんは「まだ決められない」とそれぞれ回答していた。
本作にはルートが無数にあり,なんと5万3000ワード,時間にして49時間ものボイスが収録されているとのことで,フルボイスで紡がれる物語としてはシリーズ最大のボリュームなのだそうだ。以前からシリーズのファンで,過去作もプレイしていたという高野さんは,その魅力を「声優陣のキャスティングが神」「キャラクターの個性が爆発している」「プレイしがいのある3年間の青春」であると熱く語っていた。
実機プレイは,國府田さんがプレイヤーの行動を決め,高野さんが実際の操作を担当するスタイルでスタートした。まずはプロローグとして,イギリスに行ってしまった幼馴染の“りょうたくん”が,はばたき市に帰ってくることが語られる。國府田さんがヒロインのセリフを読み上げる一幕もあり,なんとも贅沢な時間となった。
ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart オープニングアニメ(ショートver.)
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そして高校生活1年目の4月5日,はばたき学園の入学式から本編が始まる。プレイヤーが通学路を歩いていると,突然男の子に話しかけられた。これが幼馴染の“りょうたくん”で,高野さんが「推し」だと語っていた風真玲太だ。
彼はイギリスから帰国し,ヒロインと同じはばたき市に入学するために一人暮らしを始めるのだと話し,國府田さんと高野さんは「感動の再会だって!」「自宅に親がいない……!?」など,仲良くはしゃぐ姿を見せた。
するとここで,玲太から「あのときのことを覚えてる?」と聞かれたプレイヤーの回答が選択肢となって現れた。これはプロローグを見ていれば正解が分かる選択肢ではあるが,國府田さんはあえて普通にプレイしていると選ばないような,覚えていない様子の回答を選択。玲太はちょっと寂しそうな反応を見せた。
そんなことがあって教室に行くと,クラスが一緒になったという玲太のスチルが表示され,その格好良さとポージングの“萌え度”に高野さんが思わず悲鳴を上げ,國府田さんもそれに同意していた。
ゲームの続きをプレイしていると,今度は教師の御影小次郎(CV:吉野裕行)が登場した。作業着を来て,ずいぶんとフランクな雰囲気の教師に見える……と思いきや,突然小次郎を注意しにくる「氷室教頭」なるメガネの男性が登場した。フルネームは出なかったが,この人物はシリーズ1作目に登場した,主人公のクラスの担任の氷室零一(CV:子安武人)で,どうやら現在は教頭になったということのようだ。シリーズファンにとっては胸熱の展開である。
入学式の一連の流れを終えると,翌日からはプレイヤーが行動を選べるようになった。
行動には「勉強」「運動」「芸術」「おしゃれ」「休み」などがあり,どれを選ぶかは自由だが,これらはヒロインのパラメータや話の展開などに関わってくる。
ここで國府田さんが「おしゃれ」を選ぶと,行動中にカットインで花椿姉妹が登場し,國府田さんと高野さんが喜びの声を上げた。「ときメモGS」シリーズは,このようにその週最初の行動を選んだとき,さまざまなイベントが発生することがある。このターンでは再び氷室教頭が登場し,何と,男の子たちと接近した際の練習相手になると提案された。今回は「自分で解決する」を選んだが,練習相手をお願いすれば,おそらくはスキンシップのチュートリアルが始まると推測される。
そして次に登場したのが,世界的ファッションデザイナー・花椿吾郎(CV:速水 奨)なる人物だ。この人もシリーズ1作目などでお馴染みのキャラクターで,まさかこの令和の時代にまたGORO先生に会えるとは……と,喜びに震えた視聴者も多かったのではないだろうか。
なお,國府田さんと高野さんが演じる花椿姉妹は花椿吾郎の親戚にあたる。少々エキセントリックなところはありつつ,愛すべき人間性を持っているのが花椿一族の共通の特徴だ。今作でのGOROは,はばたき市の総合情報誌“はばチャ”ことはばたきウォッチャーの新人編集部員としてヒロインをスカウトする。その結果,プレイヤーは学校生活のほかに,はばチャの取材として街を歩いて記事を書くという行動がプラスされるのだ。
今回のプレイでは,GOROから「ホタルの住処」という特別なスポットを教えてもらえた。そこには不思議なパワーがあり,想いを寄せる人と一緒に行くと,相手の心の声が聞こえるのだという。ここはぜひ,気になる相手を連れて出かけてみたいポイントだ。
そのほか,日曜日の行動が決まる「課外授業に行くかどうか」の選択肢や,学校帰りに出会ったキャラクターと「一緒に下校するかどうか」の選択肢などもプレイされた。
下校シーンでは小次郎に会ったのだが,國府田さんと高野さんは「断られたらどうしよう……」と迷いつつも,一緒に下校しようと誘ってみることに。すると見事,OKの返事をもらうことができた。余談だが,とくにゲーム序盤は下校や寄り道などで誘っても断られることは少なくないので,もし断られたとしても落ち込む必要はないとお伝えしておく。
プレイ時間はあっという間に終了。國府田さんは「プレイに夢中になってしまった。ときめいた」と語り,高野さんは「今すぐセーブしていろいろな部活に入ってみたい! 」と,シリーズ作品のプレイヤーらしい言葉を聞かせてくれた。
なお,公式サイトなどの紹介によれば,キャラクターがプレイヤーの名前を呼ぶというシリーズ定番の人気システムは健在で,新たに4人でデートに出かけることができたり,学食システムがあったりと,新要素も多数加わっているようだ。シリーズのファンも,今作が初めての人も,大いに楽しめること請け合いだろう。
番組終盤には,貴重な特典が満載の限定版や攻略本,公開予定のLINEスタンプなどの情報が届けられた。ゲーム発売後もさまざまな企画が予定されているとのこと。また,発売から一定期間を過ぎたあとは,誰でもプレイ動画が公開できるガイドラインを設けるそうだ。
最後に,「(自分自身が)シリーズをとおして大好きな作品で,待っていた人にとって4作目の発表は衝撃だったはず。この機を逃さず,ぜひ一緒に青春を始めましょう」「とても新鮮なキャラクターを演じることができ,こんなに可愛い妹もできて幸せ。男性が遊んでも楽しいはずなので,ぜひたくさんの人に楽しんでほしい」と高野さんと国府田さんがそれぞれコメントし番組は終了した。
ほかにも番組中には,風真玲太役の梶 裕貴さん,柊 夜ノ介役の福山 潤さん,颯砂 希役の佐藤拓也さんからの動画メッセージも届けられている。KONAMIの公式YouTubeチャンネルにアーカイブが公開されているので,見逃した人はこちらでチェックするといいだろう。
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(C)Konami Digital Entertainment