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個人投資家の佐藤です。「投資に興味はあるが、勉強する時間がない」という話を聞くたび、それぐらいの時間、工夫次第で作り出せるのでは? と感じています。そこで今回は、時間の「作り方」について、オススメの方法を紹介したいと思います。(個人投資家、ファイナンシャルプランナー:佐藤祐一)

4つのポイントとは?

1. タイマーを使う

人とのおしゃべりやテレビ番組、YouTubeは楽しいですが、気づいたらかなりの時間を取っていることがあります。息抜きは必要ですが、問題は「やめ時をつかみづらい」ことです。特に人との会話を打ち切るための切り出し方って難しいですよね。そこでスマホのタイマーを使います。タイマーを使う効果は2つあります。

●時間の経過に気付ける
●会話を打ち切るきっかけができる

ちょっと休憩のつもりが1時間以上取ってしまっていることがあります。疲れているなら休むのも大事です。しかし、ダラダラと休んで時間を浪費しては無駄になります。タイマーを使うことで区切りがつきやすくなります。

会話を打ち切るきっかけづくりにするために、電話の着信音と同じにしている人もいるようです。

2. 家事を「家電」にやってもらう

家事の時間を減らしたいとき、活躍するのが「時短家電」です。わかりやすい例として、お掃除ロボットが挙げられます。床に扇風機など邪魔になるモノを置かないようにしたり、最初から段差が少ない家に住んだりすれば、さらに効率が上がります。

床にモノを置かなくなると部屋がすっきりしますし、掃除もしやすくなります。出かける際にセットしておけば、騒音も気になりません。食材をセットするだけで料理ができあがる調理家電や食器洗浄機、洗濯乾燥機など、家電に任せられる家事はいくつもあります。

「高い!」という方もいるかもしれませんが、時短家電を使うことで毎日30分節約できるとしたらどうでしょうか。1月に15時間を捻出できます。仮に自分の時給2000円としたら3万円の価値になります。もし時短家電を買って10万円かかってしまったとしても4カ月あれば、購入した価格以上の価値を生み出すことになります。

3. モノを増やさない

モノを探す時間には、生産性がまったくありません。いくら整理整頓していても、必要なものが必要なときにでてこなかったり、持っているものを余計に買ってしまうといったケースが増えます。

紙の本をやめて電子書籍にしたり、書類を電子データとして分類・保管すれば、省スペースにもなりますし、探し出しやすくもなりますのでオススメです。

4. 手を抜く

知人の芸術家は、自分の全てを芸術に注ぎたいと考え、食器をすべて使い捨てに変えたそうです。ちゃんとした食器で食事をしたほうがいいという考えもあるとは思いますが、家事も仕事も育児も、全てを完璧にするのは無理です。

自分の優先順位が高いことをやり抜くためには「手を抜くところは手を抜く」ということも大事です。ここに挙げた以外にも色々手段があるかと思います。皆さん自分の時間をもっと作れないか考えてみてはいかがでしょうか。

【プロフィール】佐藤祐一

投資家・ファイナンシャルプランナー・社会福祉士。2019年から投資で月収を半年で3倍、1年間で5倍にした経験を活かし、人々の金融リテラシーを高めて、夢を叶えるための資産形成のサポートを実施中。現在、タイムチケットで相談を受け付けている。