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現地時間8月2日、米Microsoftはクラウド型仮想デスクトップサービス 「Windows 365」 を提供開始した。また、同時に本サービスのプランや料金体系も明らかに。最安2,992円/月から利用することが可能だ。

「Windows 365」 各プランのプランや料金体系が正式発表

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「Windows 365」 は、SaaS (Software as a Service) 型のクラウド仮想デスクトップサービス。クラウドベースで実行され、インターネット環境さえあればクライアントデバイスを問わず動作するため、Windowsデバイスはもちろん、iOSやAndroid、macOSでも利用できるのが最大の特徴となる。

Windows 365には、Windows365.comにブラウザなどからアクセス可能。セットアップするクラウドPCは、物理PCと同じようにパーソナライズでき、CPU(最大8コア)、メモリ(最大32GB)、ストレージ(最大512GB)といった具合に各種構成を選べる仕様。

Microsoft Offiiceについては同梱されていないため、Microsoft 365などを別途契約する必要がある。そのほか集中管理や多要素認証も利用できる。利用できるOSは、Windows 10とWindows 11で、Windows 11は今年後半の正式リリース後に利用可能になる。

なお、MicrosoftはAzure Virtual Desktop(AVD)というクラウド仮想デスクトップサービスを別に提供しているが、同サービスは従量制課金によるIaaS(Infrastructure as a Service)であるのに対して、「Windows 365」 は、SaaS (Software as a Service) 型で月額固定型という違いがある。どちらかというと 「Azure Virtual Desktop(AVD)」 は高度なカスタマイズ性を希望する大企業向け、「Windows 365」 はシンプルな運用を必要とする個人事業主や小規模事業主向けのサービスということになる。

プランは大きく分けてふたつ。最大300ユーザーまで対応する中小企業向け 「Windows 365 Business Cloud PC」 と、ユーザー数に制限のない大企業向け 「Windows 365 Enterprise Cloud PC」 が用意されている。Enterpriseプランを利用するには、各ユーザーにWindows 10 Pro サブスクリプション、Microsoft エンドポイント マネージャー、Azure Active Directory P1のライセンスが付与されている必要がある。

各プランごとにBasic、Standard、Premiumの3つのバージョンが用意されており、料金は月額3,586円/月(税込)からとなっている。また、「Windows 10 Pro」 と一緒に利用する場合には、「Windows ハイブリッド特典」 が適用されることで、2,992円/月(税込)から利用できる。2ヶ月間の無料体験も可能なので、ぜひ利用してみていただきたい。