《がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許をめぐり、大阪地裁で2日行われた、ノーベル医学・生理学賞受賞者の本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大特別教授が、小野薬品工業(大阪市)を相手取った訴訟の口頭弁論。約2時間にわたる本庶氏への尋問後、小野薬品の相良暁(さがら・ぎょう)社長に対する尋問が行われ、同社側の代理人弁護士の質問に、相良氏はオプジーボ開発に至るまでの状況や本庶氏との契約の経緯を振り返った》 --(本庶氏が発見した免疫を抑制するタンパク質)「PD-1」研究に対する見方はどのようだったか 相良氏「認知は低く、これが本当に抗がん剤になるのかという状態。それでも、ひょっとしたらすごくなるかもしれない…