Microsoftは最近、自社で開発した新しいEdgeブラウザのシェアを増やすために必死の取り組みを行っているようです。例えば、Windows 11でデフォルトブラウザの変更が、Windows 10よりも困難となっているのも、Edgeのユーザーを減らさないためではないかと指摘されていますが、それだけでなく、Edgeを利用してChromeをダウンロードしようとするユーザに対し、Edgeの優れた部分をアピールするポップアップメッセージが表示されるようになっていることがわかりました(Windows Latest、Neowin)。
Windows 11上の安定版Edgeを使用し、GoogleやBing検索エンジンを経由して、Chromeのダウンロードページを開くと、以下のようなポップアップメッセージが表示される場合がある模様。
次のようなメッセージが確認できます。
Microsoft Edge runs on the same technology as Chrome, with the added trust of Microsoft.
Microsoft Edgeは、Chromeと同じ技術で動作し、Microsoftの信頼性が加わっています。
また幾分ユーモアを交えた以下のようなメッセージが表示される場合もあるとのこと。
That browser is so 2008! Do you know what’s new? Microsoft Edge.
そのブラウザは2008年のものです。何が新しいのか知っていますか?Microsoft Edgeです。
上記のメッセージは、Chromeのダウンロードページにアクセスしたユーザーのみを対象としているため、Firefox、Vivaldi、Operaをインストールしようとしても、同じアラートは表示されないそうです。
なお、「Browser securely now」というタイトルのボタンをクリックすると、パフォーマンスやセキュリティなど、Edgeが他のブラウザよりも優れている点を紹介するウェブページにリダイレクトされます。
メッセージはWindows 11上でEdgeの安定版を使用している一部ユーザーに対して表示され全てのユーザーに表示されるわけではありません。サーバーサイドの更新によって制御されていて、警告は現在のところWindows 11専用で、Windows 10を使っている場合、このような警告は表示されないそうです。