「軽便(けいべん)(小型)鉄道の停車場の近くに、猫の第六事務所がありました」――。東京都荒川区の生涯学習施設で昨年12月、甲高い拍子木の音に続き、三橋とら=本名・依田優子=さん(38)のテンポの良い語りが始まった。観客の高齢者たちに披露されたのは、宮沢賢治作「猫の事務所」の紙芝居。三橋さんにとって、紙芝居は「お客さん同士が話したり、席を譲ったり、誰かの一言で泣き笑いしたり。感情を共有できる社交場」だ。大阪ビル放火、容疑者が死亡真相究明困難に紙芝 全文
毎日新聞 01月03日 12時26分
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