キリンビールは、現在一律無料の工場見学を10月から有料化すると発表した。国内に9つある全工場が対象で、1人500円の参加費を取る。同社は適量飲酒を促す取り組みを進めており、試飲を楽しみながらも、より多くの知識を得られる内容に拡充する。工場は北海道と宮城、茨城、神奈川、愛知、滋賀、兵庫、岡山、福岡各県に立地する。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、10月以降に受け入れが可能だと判断した工場から順次、新たな見学ツアーを始める。新たなツアーでも1杯試飲できるが、できたての生ビールだけを見学の目的とするのではなく、醸造に関する知見を深めてもらうことを狙う。