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困難にぶつかった人が紡ぎ出すことばは、時に多くの人の心を揺さぶります。「この選手のことばの力を伝えたい」という思いが、パラリンピックの競泳で3つのメダルを獲得した富田宇宙選手(32)を取材するきっかけでした。16歳の時、進行性の目の病気でやがて失明する可能性があると医師から宣告された富田選手。障害にあらがい、健常者と同じ場所に踏みとどまろうとした時期もありました。夢を諦め、何度も方向転換し、居場所を模索する中で、パラ競泳と出会い、今は、社会の「障害者の見方」を変えたいと考えています。暗闇を泳いだ先につかんだものとは。ふるさと熊本で聞きました。(熊本放送局 法性亮太)