もっと詳しく

 愛知県小牧市で11月30日に交番相談員の滝本裕之さん(64)方が全焼し、長女(33)らが軽いやけどをした事件で、県警が現住建造物等放火殺人未遂の容疑で逮捕状を取って行方を捜していた長女の30代の元夫が横浜市内で死亡していたことが3日、捜査関係者への取材でわかった。

交番相談員宅が全焼 「火炎瓶投げ込まれた」情報も 愛知・小牧

 捜査関係者によると3日午前、本人の関係先の集合住宅で遺体で見つかった。現場の状況から事件性は低く、自殺か事故とみられる。元夫は自らの暴力が原因で約1年半前から既に別居していたという。

 県警小牧署によると、火事は11月30日午前3時ごろ発生し、木造2階建て住宅延べ約160平方メートルを全焼した。2階で寝ていた滝本さんが両脚をやけどし、長女が煙を吸うなどした。【森田采花】