モテたいがばかりに、どこかで聞きかじった“モテテク”を駆使した挙句、大撃沈…! となってしまう男子もチラホラ。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが女性の苦い体験談をお届けします。
1:「毎月2万は自由に使っていいよ!」
「飲み会で知り合った10歳年上の男性のことを、第一印象では『いいかも』って思っていました。ところが何度か電話で話をしていくうちに、『俺と付き合ったら毎月2万円をあげるから自由に使っていいよ!』って言われてドン引き…。
これまで、お金目当ての女性としか付き合ってきたことがないのかな? と感じましたし、お小遣いをもらうなんてまるでパパ活みたいじゃないですか…。その発言がきっかけで一気に気持ちが冷めてしまいました。
本人は得意げだったので、お金をあげればモテるとでも思ったのでしょうか…、それも2万円って微妙な額ですよね」(29歳・女性/販売)
2:「別の女の子に言い寄られているけど、僕は君が好きだよ」
「職場の同僚から告白されたんですけど、私が返事を渋っていたら『今、別の女の子に言い寄られているけれど、僕は君が好き』と言われて『はぁ?』ってなりました。
私が返事を渋っていた理由は、その男性のことを恋愛対象として見たことがなかったから。なので、いきなり“俺はけっこうモテるんだ”アピールをされても、なんとも思わないばかりかゾワッとしたのを覚えています。
誰かにとられそうだとアピールして、私を焦らせる作戦だったんですかね? 逆効果だと思いました」(32歳・女性/IT)
3:「僕頼りないから… 頼りになる君と出会えて嬉しいよ…」
「共通の知人を介して知り合った2歳年下の男性は、自称“年上女性キラー”らしく、私も狙われてしまいました。
なんだか喋り方や動き方にいちいち狙っている感じがあって『変わった人だな』と思っていたのですが、あるときに『付き合ってほしい』と告白されました。私は年下男性と付き合ったことがないし、どちらかといえば年上が好きなのでお断りしたところ、遠い目をしながら『僕… 頼りないから… 頼りになる君と出会えて嬉しいよ…!』と、漫画の中みたいなセリフが出てきたんです!
おそらく私の母性本能をくすぐりたかったんだと思いますけど、私には逆効果でしかなかったですね。もちろんお断りしました!」(31歳・女性/会計事務所勤務)
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一般的には「モテテク」と言われている行動や言葉でも、万人に通用するとは限りませんよね。シチュエーションや関係性によっても、セリフの重みも変わるはず。勘違いすぎるセリフを言われれば、感動どころか不気味に感じてしまうのも女心なのです…!
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