富士フイルムは、35mm判の約1.7倍となるイメージセンサーを採用したミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX50S II」を発表。9月29日から発売します。
「GFX」シリーズは、35mm判の面積を上回るセンサー搭載の、ミラーレスデジタルカメラ市場を切り拓いてきたとうたうモデル。プロの写真家やハイアマチュアを中心に、画質や機動力で高い評価を得ているとしています。
FUJIFILM GFX50S IIは、約5140万画素のイメージセンサーを搭載。35mm判のイメージセンサー搭載カメラに比べて、1画素あたりの受光面積が大きいため、広いダイナミックレンジと高いS/N比を実現し、豊かな階調表現や、ノイズの少ないクリアな写真撮影が可能です。
また、浅い被写界深度により、背景を美しくぼかして被写体を際立たせる立体的な表現も可能とのこと。
さらに、5軸で最大6.5段の手ブレ補正も採用。三脚を使用できない場所や光量が少ない場所での手持ち撮影をサポートします。これに加えて、高速な画像処理エンジン「X-Processor 4」と最新のアルゴリズムによる高性能なAFも実現。手ブレ補正と合わせて、被写体を素早く正確にとらえることができるといいます。
本体サイズは約幅150.0×高さ104.2×奥行き87.2mmで、重さは約900gです。
なお、レンズキットは「フジノンレンズ GF35-70mmF4.5-5.6 WR」が付属。市場想定価格は本体が50万円(税込)前後で、レンズキットは55万円(税込)前後です。
高速かつ高精度なAFを実現した小型ミラーレス「FUJIFILM X-T30 II」
また、ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T30 II」も発表。こちらは11月から発売します。
FUJIFILM X-T30 IIは、「Xシリーズ」のフラッグシップモデル「FUJIFILM X-T4」と同等の高画質や、高速かつ高精度なAFを実現するモデル。約2610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速なAFを実現しています。
また、像面位相差画素を全面に配置しており、画面中央から離れた位置にある被写体でも素早く正確に捉えられるとのこと。
これに加えて、最新のアルゴリズムを採用しているため、動体追従AFの性能も高くなっており、カメラに向かってくる被写体はもちろん、カメラから離れていく被写体も捉え続けられるそうです。
このほか、4K/30Pの動画撮影機能や、3型のチルト式タッチパネル液晶モニターなどを採用しています。
本体サイズは約幅118.4×高さ82.8×奥行き46.8mmで、重さは約378gです。
市場想定価格は本体のみで11万円(税込)前後、「FUJIFILM X-T30 II XC15-45mmレンズキット」が付くレンズキットが12万円(税込)前後です。