東京パラリンピック、自転車の女子個人ロードレースの運動機能障害のクラスで50歳の杉浦佳子選手が金メダルを獲得しました。
杉浦選手はこの大会2つめの金メダルでみずからが持つ日本選手として最年長での獲得記録も更新しました。
杉浦選手は、静岡県掛川市出身。45歳のとき自転車の大会で転倒して記憶力などが低下する「高次脳機能障害」と右半身のまひが残り、よくとしの2017年からパラ選手として競技を始めました。
それから2年続けてロードの世界選手権で優勝し、2018年には国際競技団体からその年に最も活躍した選手に選ばれました。
2020年はトラックの世界選手権でも銅メダルを獲得するなどロードとトラックの両方で結果を残しました。
初出場となった東京パラリンピックでは、先月31日に行われた女子個人ロードタイムトライアル運動機能障害のクラスの決勝で金メダルを獲得し、ロードレースと合わせて二冠となりました。