ソニーモバイルのSD690搭載ミッドレンジ、Xperia 10 III。
おそらく台数的には2021年に一番売れた主力Xperia、ということになると思いますが、同モデルで最新アップデートをトリガーとすると思われるWiFi周りの不具合が発生しているようです。
具体的には、端末の設定で特定のWi-Fiアクセスポイントに自動接続する設定にしていても、一旦そのネットワーク圏外になり接続が切断されると再び圏内に入ってもモバイル通信のままWiFi接続されない、という症状。
5ちぇんねるやTwitterを中心に複数の報告があがっており、どうやらこの問題はドコモ版Xperia 10 IIIのみで発生しており、12月後半に提供された最新アップデートが原因となっている模様。
ちなみに12月アップデートは国内モデルでは今のところドコモ版のSO-52Bのみが提供されており、au版やY!mobile版、そしてSIMフリーや楽天モバイルのXperia 10 III Liteには未提供です。
一方、すでにアップデート提供済の海外モデルではやはり同様の報告が見られるので、この12月セキュリティーパッチを含むアップデートでWi-Fi周りに何らかのバグが発生した、という可能性は極めて高いと思われます。
なお、この不具合ですが、WiFiのオフ・オンで再接続されるという報告もあれば、再起動をしないと保存しているはずのアクセスポイント自体が表示されない、といった報告もあります。
よって、不具合の原因は複数あるという可能性もあり。
ちなみに、この問題は今のところユーザー側でできる改善方法はないようで、端末の初期化も効果なしとの報告が見られます。
よって、ドコモ版以外のXperia 10 III/10 III Liteを使用しているユーザーの方は、今後、同じアップデートが下りてきても少し様子見をした方が良いかもしれません。