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オムロンは2021年12月1日、微小なコードも読み取れるクラス最高精度のコードリーダー「V440-Fシリーズ」を同日から順次グローバルで発売すると発表した。生産工程のトレーサビリティーによって、高品質と設備効率の両立に貢献する。

V440-Fシリーズは、オムロン マイクロスキャンの小型コードリーダー開発技術と、オムロン センテックの画像撮影技術を統合して開発。クラス最高の精度と小型化を両立し、微小なコードなど難易度が高いコードの認識が簡単に設定導入できる。

微小コードの安定検出は500万画素。サイズは40mm(W)×61mm(D:コネクタ部を除く)×30mm(H)で、PoE(IEEE 802.af)に対応しており、簡単に製造現場へ組み込める。また、ブラウザベースでのセンサ設定(WebLink)に対応しているため、簡単にセットアップできる。

一般的に製造物のトレーサビリティーは、部品上に微小なコードを記載して、そのコード上に個体管理と識別情報を記録し、管理している。しかし、微小なコードを認識できる高精度なコードリーダーに加え、熟練者による高度な画像処理システムの構築と導入スペースが必要となることから、システム構築に必要な投資と立ち上げ工数が課題となっていた。

コードが記載された微小パーツ例

V440-Fシリーズと制御機器群を連携させたトレーサビリティーシステムを提供することで、以前からの製造物の個体管理に加え、生産現場の品質管理に不可欠な材料(Material)や作業者(Man)といった4M情報を見える化する。製造プロセス全体のデータを個々の部品に紐づけて改善活動に活用することで品質を向上させ、生産時間を短縮するトレーサビリティーシステムを提供する。

生産現場で4M情報を管理している様子

同社は、V440-FシリーズでIoT技術を活用したトレーサビリティーソリューションを提供することで、データ管理をはじめ検査、搬送のためのトレーサビリティーソリューションを容易に構築できる取り組みを進めていく。

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プレスリリース

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