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MLBは大谷の月間MVPを伝える文書で6つの評価ポイントを指摘

 大リーグ機構(MLB)は2日(日本時間3日)、7月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、ア・リーグではエンゼルス大谷翔平投手が2か月連続で受賞した。2か月連続受賞は日本人選手初で、ともに2度選出の野茂英雄、伊良部秀輝と並んだ。

 日本人野手の月間MVPはイチロー(2004年8月)と松井秀喜(2007年7月)が過去に受賞しているが、複数回は史上初めて。2か月連続の月間MVPは2012年8、9月のチェイス・ヘッドリー(パドレス)以来9年ぶりで、エンゼルス選手では初めてだった。果たしてどこを評価されたのか。大リーグ機構は大谷の月間MVP受賞を伝えるリリースの中で、6つの評価ポイントを指摘した。

◯23試合出場し、打率.282(87打数24安打)、17得点、6二塁打、9本塁打、19打点、4盗塁、16四球、長打率.671

◯7月26日に先発投手として盗塁を記録。球団先発投手では2001年6月のイズマエル・バルデス以来

◯7月7日&9日に2試合連続本塁打、7月27、28日に2試合連続本塁打。今季は連続試合本塁打を6度記録

◯7月29日にシーズン15盗塁をマーク。7月末までに37本塁打、15盗塁を記録したのはメジャー史上初

◯シーズン35本塁打&15盗塁は球団史上5人目。マイク・トラウト(2014、2018年)、殿堂入りしたブラディミール・ゲレーロ(2004年)、ドン・ベイラー(1979年)、ボビー・ボンズ(1977年)

◯オールスター戦で勝利投手に。史上初めて投手、野手の両方で球宴に選出された

 表彰は野手としてだが、投手として3試合登板し、2勝0敗、防御率1.35。20イニングを投げて17奪三振、1四球と安定感抜群だった。2日(同3日)から敵地・レンジャーズ4連戦。今季のMVP候補の有力候補に挙がる二刀流男の活躍に期待したい。(Full-Count編集部)