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岸田新内閣の顔ぶれ固まる “老壮青”に配慮、平均年齢は61.8歳

 岸田新内閣の顔ぶれが固まり、“老壮青”のバランスに配慮したものとなりました。閣僚の平均年齢は61.8歳で、去年の菅内閣より1歳余り高くなっています。

 岸田総裁は、総裁選などを通じて“老壮青”のバランスを取りながら“女性や若手を起用する”考えを訴えてきました。新内閣の顔ぶれで、13人が初入閣となります。

 女性閣僚は少子化担当大臣に内定した野田元総務大臣の他、デジタル大臣の牧島衆院議員とワクチン担当大臣の堀内衆院議員の3名が入閣しました。また、若手の起用ということでは衆議院の当選3回生から経済安全保障担当大臣に内定した小林衆院議員ら3人を起用。万博担当大臣に内定した若宮衆院議員が当選4回生からの起用です。

 一方、新閣僚を年代別に見ると、70代が農水大臣に内定した金子参院議員、国家公安委員長に内定した二之湯参院議員の2人。60代が岸田総裁や茂木外務大臣、岸防衛大臣など12人。50代が経済産業大臣に内定した萩生田文部科学大臣など5人、40代が小林、牧島両氏の2人となり、平均年齢は61.8歳となります。これは去年9月に発足した菅内閣の平均年齢60.4歳と比べると、1歳以上高くなっています。また、総裁選で岸田氏を支持した議員が多数起用されていることから、自民党内からは“論功行賞人事”と冷ややかな声も上がっています。

 岸田総裁はきょう午後に衆・参両院での総理大臣指名選挙を経て、第100代の内閣総理大臣に就任する予定です。