もっと詳しく

<p>沖縄県で130人、山口県で56人が新たに感染 基地由来の見方も | 毎日新聞</p><p>沖縄県で130人、山口県で56人が新たに感染 基地由来の見方も</p><p>新型コロナウイルスの感染者は3日、沖縄県で130人、山口県で56人が新たに確認された。両県とも、米軍基地内での感染拡大が、地域の感染者急増につながったとの見方を示している。</p><p>沖縄県で1日当たりの新規感染者が100人を超えるのは2021年9月25日以来で、今月2日発表の51人から急増した。変異株「オミクロン株」の感染者は新たに24人判明。重複していた1人を取り下げ、県内でのオミクロン株感染は88人となった。 在沖米軍からは3日に16人の新規感染者が報告された。21年12月15日以降の在沖米軍基地内の新規感染者数は9施設で計832人となった。主な内訳はキャンプ・ハンセン(金武(きん)町など)512人、キャンプ・フォスター(北中城村(きたなかぐすくそん)など)93人、米軍嘉手納基地(嘉手納町など)82人、牧港補給地区(浦添市、キャンプ・キンザー)35人――など。 県は米軍基地由来で感染力の強いオミクロン株の市中感染が始まり、年末年始での接触機会が増えたことで20代など若い世代を中心に感染が急拡大したとみている。 また、山口県は新たな感染者56人のうち44人が、米軍岩国基地のある岩国市在住だったことを明らかにした。基地内では多数の感染者が出ており、村岡嗣政知事は臨時記者会見で、同市内の感染拡大について「米軍関係者の影響の可能性が高い」との見方を示した。21年末には基地の司令官に電話で感染対策徹底を要請していたという。県内で1日当たりの新規感染者数が50人を超えるのは21年9月4日以来だ。 県によると、岩国市では約1カ月半ぶりに感染者が発表された21年12月23日以降に計98人の感染を確認。同期間内に県内で感染が確認された人の約7割を占める。クリスマス前後に米軍関係者の利用が多かった飲食店などの従業員や利用者が31人いたという。</p>