欧州連合(EU)がGoogleに対し、反トラスト法(独占禁止法)違反で43億ユーロ(約5703億円)の制裁金支払いを求め争っている裁判で、Androidのデフォルト検索エンジンをGoogleにしているのは、サービスが単に最も人気があり、ユーザーが自ら選んでいるためだと主張した(Bloomberg、BBC)。
この裁判では欧州連合(EU)側は、Googleがその市場支配力を利用してデフォルトの検索エンジンをGoogleにしていると主張している。Googleの親会社でAlphabet弁護士のAlfonso Lamadrid氏は裁判で、「Bingで最も検索されるクエリはGoogleである」とする証拠を提出したとされる。「多くの人がGoogleを使用しているのは、強制されているわけではない。単にGoogleを選択しているからだ」とし、95%のユーザーが他社の検索エンジンよりもGoogleを好むとする消費者調査とも一致するとしている。
| ITセクション
| マイクロソフト
| YRO
| インターネット
| IT
|
関連ストーリー:
Google、欧州経済領域と英国でAndroid初回起動時に表示する検索プロバイダーの入札を廃止
2021年06月11日
DuckDuckGo曰く、Android初回起動時に表示する検索プロバイダーの入札は競争を阻害
2020年10月03日
米下院アンチトラスト小委員長曰く、AppleのApp Storeは「ぼったくり」
2020年06月21日
米政府、日米協定にGAFAなどの巨大ITの訴訟回避条項を入れる
2019年10月11日
Google、欧州のAndroidユーザーにWebブラウザーや検索エンジンの選択肢を提示する計画
2019年03月23日
Google、Android端末メーカーへのアプリ有料提供など、欧州での新ライセンスオプションを発表
2018年10月20日
EU、Googleに罰金5700億円という過去最高金額の制裁金支払いを命じる
2018年07月20日