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1955年に運用が開始された米空軍の爆撃機、ボーイング「B-52」ストラトフォートレス。このB-52のエンジン換装の予算が下りたことが報じられている。現在は米プラット・アンド・ホイットニー製のTF33-PW-103を8基搭載しているが、これを新たに選定された英ロールス・ロイス製のエンジン「F130」に換装することに決まったという(U.S. AIR FORCE Aviation Wire乗りものニュース)。

ロールスロイスと米軍との契約金額は約26億ドル(約2860億円)となっている。F130は旅客機などに利用されてきたBR725の軍用モデルで、燃焼効率が大幅に改善し、航続距離が伸びるた。これにより空中給油の回数を減らすことができるほか、整備コストの抑制効果もあるとしている。初期の改修モデルとなる2機は2025年末までに納入される予定。この2機を使用して地上および飛行試験を行った後、2028年末までに正式版の初期ロットが納入する予定。こうした改修によりB-52Hは少なくとも2050年まで現役で運用されることになる模様。B-52は100年以上の運用歴を持つことになる可能性が出てきた。

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