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ソニーが、Xbox Game Passに対抗するPlayStation向けのサービスを開発しているとの報道があった。

Bloombergによると、ソニーの計画に詳しい情報源が、「Spartacus」というコードネームが付けられた新しいサービスの詳細を明かしたという。これは、PlayStationユーザーが月額料金を支払うことで、新作や懐かしの作品が並ぶライブラリにアクセスできるようになるもので、XboxのGame Passで採用されているモデルと同じだ。

このプロジェクトの資料には、3つの段階が記されている。1段階目には、オンラインゲームと毎月無料ゲームが数本楽しめるPlayStation Plusと同じ特典が含まれる。その次の2段階目は、Game Passのようなゲームカタログにアクセスでき、3段階目では、拡張版デモ、ゲームストリーミング、初代PlayStation、PS2、PS3、PSPの作品を含む大規模なライブラリへのアクセスが可能となるようだ。

PlayStationユーザーからは後方互換性についての要望が多く寄せられていることから、新しいサービスを利用して昔のゲームをライブラリに導入できることは魅力的だろう。

この新サービスは2022年春のローンチを予定しており、既存のサブスクリプションサービスであるPS Plusと、ゲームをストリーミングできるクラウドサービスのPlayStation Nowを統合する。Bloombergによれば、PlayStation Plusの名称は残るが、PlayStation Nowはブランドとして段階的に廃止されるとのことだ。

PlayStation NowはGoogle Stadiaなどの競合サービスに先んじて市場に参入したものの、PlayStationの中核的なサブスクリプションサービスとして普及できなかった。しかし、ソニーは最近、『ゴッド・オブ・ウォー』 や『The Last of Us Part II』といったメジャータイトルを追加するための措置を講じている。

PlayStationが、Game Passのようなサービスに参入したいと考えるのは当然だ。Game Passは大ヒットしており、2021年1月時点で1800万人以上の加入者がいる。

Xbox Game Passでは、ゲームのライブラリにアクセスできるだけでなく、『Forza Horizon 5』や『Halo Infinite』などのファーストパーティーゲームも発売日からプレイできる。さらに、ベセスダによる『Starfield』といった今後発売されるタイトルも、Game Passで配信される予定だ。月額850円から加入でき、月額1100円ではPCとコンソールの両方で利用できるGame Passとクラウドストリーミングを含むUltimateに加入できる。

IGNはPlayStationにコメントを求めている。

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