headless 曰く、
Lansweeper の推計によると、企業で使われている Windows デバイスの半数以上が自動更新で Windows 11 にアップグレードできないそうだ (Lansweeper のブログ記事、 The Register の記事)。
推計値は 6 万件の組織で使われている Windows デバイス 3,000 万台のデータを元にしたものだ。ワークステーションの 91.05 % が Windows 11 の RAM 要件を満たす一方で、CPU 要件を満たすのは 44.4 %、TPM 要件を満たすのは 52.55 % に過ぎないという。ただし、TPM を搭載しているものの互換性がないか、有効になっていないワークステーションも 28.19 % あり、まったく TPM 要件を満たさないのは 19.26 % となっている。
仮想マシンのワークステーションでは 44.9 % が CPU 要件を満たす一方、RAM 要件を満たすのは 66.4 % にとどまり、99.74 % で TPM が有効になっていない。ただし、Windows ではこれまで TPM が要件になったことがなく、仮想マシンでも TPM パススルーにより TPM が利用できるもののほとんど使われていなかったため、驚くべき結果ではないとのこと。
サーバーで TPM が有効になっているものはほとんどなく、今後 Microsoft が Windows Server に Windows 11 と同じ要件を設定した場合、大半がそのままではアップグレードできないことになるとのことだ。
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