<p>カキの養殖できなくなる?~忍び寄る“海の酸性化”~ | NHKニュース</p><p>まさに今が旬の、冬の味覚「カキ」 しかし将来、養殖ができなくなる可能性があると言うのです その理由は“海の酸性化” 「炭酸飲料のようなイメージ」と例える研究者もいます。 豊かな海に忍び寄る異変。徹底取材しました。</p><p>【NHK】今が旬の冬の味覚、カキ。しかし将来、養殖できなくなる可能性があると言います。豊かな海に忍びよる異変を徹底取材。</p><p>宮城県南三陸町の漁業者、後藤新太郎さん(35)。父親の代からおよそ40年、地元の海でカキの養殖を行っています。 この数年、温室効果ガスの増加による海水温の上昇で「カキの水揚げ時期が少し遅くなった」と感じていたという後藤さん。 「酸性化の影響をもっと知りたい」と思い、インターネットや本などで情報を調べていますが、“海の酸性化”の研究はまだ始まったばかりで十分なデータがそろっていないといいます。 後藤さんは、見えないまま進んでいく海の酸性化に不安を感じています。 「最初よくわからなかったんですけど、カキが稚貝のうちに死んでしまったり、育たなくなったりということも出てきちゃうみたいなので、これはまずいと思いました。環境問題とかニュースでよく聞くので、海のダメージというか、これから状況が悪くなっていくんだろうなという不安はすごく持っていますし、カキにもどんどん影響が出てくると思います。カキの養殖業を子どもに継いでもらいたい気持ちはありますが、今の状況でなんとも言えません」 三陸の実態調査始まる</p>