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京王線刺傷事件 逮捕の男「小田急は警備強化され京王線にした」

 電車の中で乗客が刺されるなど17人がけがをした事件で、逮捕された男が「小田急線の事件を参考にしたが、小田急線は事件後に警備が強化されたので京王線を選んだ」と供述していることが分かりました。

 服部恭太容疑者(24)は、これまでの調べに対し、今年8月に発生した小田急線車内の襲撃事件を知って、電車内での犯行を計画したと供述しています。さらに、京王線を選んだ理由について、「小田急線は事件後に警備が強化されていると思った」「東京に来てから乗り慣れた京王線の特急電車を狙おうと思った」と供述していることが分かりました。

 また、服部容疑者は消費者金融から金を借りて、事件のおよそ1か月前から八王子市内のホテルに滞在していましたが、八王子市を選んだ理由については「ホテル代が安くて長期滞在できると思ったから」と供述しているといいます。滞在先の部屋からは、あわせておよそ5リットル分のライターオイルの空き缶を押収。服部容疑者は「ライターオイルを乗客にかけて、燃やして殺そうとした」という趣旨の供述もしているということです。

Q.(液体は)座席にまいた
事件当時 電車内にいた人
 「人にです。(逃げようとした)人が詰まっているじゃないですか、その人たちに向けてバシャーとかけていました」

 犯行計画は、いつから練られていたのでしょうか。服部容疑者は福岡市内にある大手携帯電話会社のコールセンターの契約社員として勤務していましたが、客とトラブルを起こして今年6月に退職。その直後・・・。

服部容疑者
 「東京でハロウィーン当日に多くの人を殺害する事件を計画した」

 警視庁は、今年6月には服部容疑者が具体的な犯行日を決めていたとみて調べています。