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“師走商戦”本格スタート、オミクロン株・原油高騰の影響は?

 12月に入って週末を迎え年末商戦が本格的に始まりました。街の様子を取材しました。

 東京・築地の場外市場。中央卸売市場は、3年前に豊洲に移転しましたが、この場外市場はそのまま残って営業を続けています。

皆川玲奈キャスター
 「午前10時過ぎです。築地場外市場、にぎわってきました。年末年始の買い物をする人の姿が見られます」

Q.すごい買ってません?

 「一年に一回の贅沢」
 「中トロと赤身を買った。思ったより人が少なかった」
 「今、オミクロン株、怖いじゃないですか。なるべくこの状態がキープできれば嬉しいですよね」

 築地には、コロナ禍以前の7割から8割のお客さんは戻ってきているといいます。

 魚卵専門店・田所食品 田所悟さん
 「最初の緊急事態宣言の時は何が何だかわからなくてガクッと落ちて、閑古鳥が鳴いて、向こうの信号まで見えていた。店を閉める時間も2時間くらい早くしたり、それが結構長く続いたんですけど、やっと久しぶりに忙しくなってきて、身体がついていかない感じです」

 コロナ禍だけでなく、原油価格の高騰も影響しています。

魚卵専門店・田所食品 田所悟さん
 「影響は受けています。燃料代、プラスティック自体欠かせないし、商品に値上げはできない」

 また、マグロ専門店では・・・。

深川水産 深川昌宏さん
 「コロナで漁に出られなかったりとかで、正直、マグロは高騰しています。20年、30年と来てくださっている人がたくさんいるので、極力頑張ってなんとか。(Q.オミクロン株について懸念することはありますか?)増えないで欲しいというのが切実な願いです。このコロナで痛い思いをしてなんとかこの2年近くを乗り切ってきたお店なので、増えないでほしいというのが一番です」

 一方、東京・日本橋のデパートにも、大勢の買い物客が詰めかけました。

皆川玲奈キャスター
 「フードロスの意識の高まりや頻繁に買い物に来られないということで、今、百貨店では、冷凍食品が人気なんだそうです」

 コロナ禍の巣ごもり需要もあり、おせち料理の売り上げは2019年12月に比べ、去年で40%増、今年はさらに30%増えたといいます。

 「宣言解除以前に比べると、人の流れはスムーズではないです。でもみなさん必ず消毒や検温をしているので、安心しています」

 懸念されるオミクロン株について、デパート側はこれまでの対策を続けるだけだと話します。

高島屋日本橋店・食料品部長 今井裕美さん
 「コロナについては収束を願うばかりですが、あまり恐れすぎることなく、しっかり対応したい」