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政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日、東京都の新規感染者が1日当たり1万人に達することもあり得るとの認識を示した。衆院厚生労働委員会で発言した。

  尾身氏は、足元の感染急拡大が「一般の人の心理にどう影響するか、なかなか読めない」と述べた上で、デルタ株の状況が急に変わることもなく、いろいろな幅がある中で「1万人になるということもある」と語った。

  東京都では3日、3709人のコロナ感染を確認。先月31日には4058人と過去最多を更新した。

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  緊急事態宣言を全国に広げるべきかという質問に対して尾身氏は、「当然議論の対象にすべきもの」と指摘。さらに「宣言を出して何をやるかという議論も並行して進めるべきだ」と語った。

  政府は東京と沖縄県に対する宣言を31日まで延長するとともに、対象地域に神奈川、千葉、埼玉の首都圏3県と大阪府を追加した。

その他の発言
  • 感染拡大と医療ひっ迫のインパクトは今までになく厳しい
  • 飲食店だけの対応では十分でない-人流抑制
  • 自宅療養方針への転換は相談・議論なかった
  • 今は自宅療養も40-50代多く、重症化リスクは若年層より高い

(詳細を追加して更新しました)