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福岡県中間市の保育園で、送迎バスの車内に取り残された5歳の園児が熱中症で死亡した事件で、担任の保育士は、保護者からの連絡がないのに欠席だと思い込み、確認をしていなかったことが、保育園側への取材でわかりました。

先月29日、福岡県中間市の「双葉保育園」で、この保育園に通う倉掛冬生くん(5)が登園の送迎バスに取り残され、熱中症で死亡し、警察は業務上過失致死の疑いで調べています。

保育園側の説明によりますと、園児が欠席する場合は保護者から電話やスマートフォンのアプリで連絡を受け、欠席する園児の名前をホワイトボードに書くなどして、園内で情報を共有していました。

ただ、園児が欠席する際に連絡がなかったり、保育園側からも保護者への確認をしなかったりするケースがあったということです。

冬生くんが送迎バスに取り残された先月29日は、担任の保育士は冬生くんの姿が保育園内になく、ホワイトボードを見て保護者から欠席の連絡がないことも認識していましたが、欠席だと思い込み、確認をしていなかったということです。

警察は保育園の管理体制に問題があったとみて詳しく調べています。