任天堂とコロプラは、スマホ向けアプリ『白猫プロジェクト』の訴訟について、和解の合意に至ったことを発表しました。
本訴訟は、2018年1月10日に発表された特許権侵害に関する訴訟を指しており、訴えの内容は「特許権侵害に基づく損害賠償請求」と、「特許権侵害に基づく『白猫プロジェクト』の生産、使用、電気通信回線を通じた提供等の差止請求等」です。
本訴訟を巡っては、2021年2月12日および4月21日の2度にわたって任天堂からの請求金額が引き上げに。どちらも「本訴訟の提起後の時間経過等によって請求金額を追加した」という理由であり、2度目には96億9,900万円まで引き上げられていました。
この引き上げを受けた後、コロプラは和解による早期解決を図ることが最善であると判断。このたび、和解の合意に至る形となりました。和解については、コロプラが特許の今後のライセンスを含めた和解金33億円を支払うことで、任天堂が訴えを取り下げる内容となります。
なお、『白猫プロジェクト』のニンテンドースイッチ向け新作として発表されていた『Shironeko New Project(仮)』については、現在も鋭意開発中であることが明らかになっています。