Pixel 6シリーズ上位モデルのPixel 6 Pro。
自社製チップTensorの搭載加え、同じくらい注目されているのがカメラ性能の進化で、同モデルではリアカメラだけでなく、フロントカメラも一新されています。
そして今回、有名カメラレビューサイト、DXOMarkにこのPixel 6 Proのリアカメラおよびフロントカメラ(セルフィ―カメラ)の評価記事を掲載していました。
Pixel 6 Proのカメラ、iPhone 13 Proには及ばずもGalaxy S21 Ultraには勝利
同サイトによるPixel 6 Proのカメラ評価は総合で135ポイント。
ライバル機種と評されるiPhone 13 Pro/Pro Maxには2点及ばずですが、ランキングでは7位。
126ポイントのGalaxy S21 Ultraと比較しても大きな差をつけています。
評価の内訳をみると「カラー」や「テクスチャ」の評価が高くなっています。
Pixel 6 Proのカメラの長所・短所
長所
- 明るい場所や室内での撮影、動画でのディテールが良い
- シャドー部のディテールとコントラストが良い
- 写真やビデオの色がきれいで正確
- 明るい場所や室内での高速かつ正確なオートフォーカス
- 長距離撮影時の優れたディテール
- 効果的なビデオ手ぶれ補正
- 動画での良好な露出と広いダイナミックレンジ
短所
- 被写界深度が狭いため、グループ撮影時に背景の被写体がぼやける
- 屋内および低照度下での撮影時に発生するノイズ
- ボケ味のある写真では深度推定に誤差が生じ、不安定になる
- プレビューではボケ味が確認できない
- 超広角カメラだが、他社製品と比較して広さで劣る
- 動画における色の不安定さとノイズ
- 低照度下でのビデオのオートフォーカスが不安定になることがある
Pixel 6 Proのフロントカメラ評価
Pixel 6 Proの前面カメラの総合評価は102ポイント。
これは66機種中4位でトップのHuawei P50 Proとは4ポイント差です。
また、最新iPhone、iPhone 13 Pro/Pro MaxやGalaxy S21 Ultraといったライバル機種よりも高い評価となっています。
前モデルのPixel 5の同評価が94ポイントなので、前面カメラの性能が大きく向上したことは間違いなさそうです。
なお、同モデルのセルフィ―カメラの長所・短所については:
長所
- 写真でもビデオでも、おおむね良好な露出
- 正確なホワイトバランスと美しい発色
- ノイズが抑制されている
- ビデオのダイナミックレンジがかなり広い
- 中性的なホワイトバランスと美しい肌色のビデオ
- ビデオの手ぶれ補正効果
短所
- ディテールが失われる
- 近距離(30cm)では顔にピントが合わない
- ボケモードではぼかしのグラデーションがない
- ビデオクリップのノイズ、特に低照度下でのノイズ
- 低照度ビデオでのディテールの欠落
- 明るい場所や室内のビデオで、顔の色が変化したり、過度にシャープになったりする
ソース:DXOMark