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4日、ベルリンで開かれた社会民主党の党大会に出席するショルツ氏(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ第1党の中道左派、社会民主党は4日の党大会で、同党のショルツ財務相(63)を首班とする3党連立政権の樹立を承認した。環境保護政党「緑の党」など他の2党も近日中に順次承認する見通しで、これを受けてショルツ政権が8日に発足する。3党の党首らは11月下旬、樹立に合意したが、各党内の承認手続きが必要になっていた。

 ショルツ氏は党大会で演説し「私たちは国全体に責任を負うことになる。気候変動対策などに全力で取り組みたい」と訴えた。

 新政権は気候変動対策と労働環境や住宅整備など社会政策を基軸に据え、外交面では中国に厳格な姿勢で臨むことを確認した。