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 ロシアの新モジュール「ナウカ」が7月29日、ISS(国際宇宙ステーション)にドッキングした。しかしその直後、ナウカに搭載されたスラスターが予期せず噴射し、ISSの姿勢が制御できず、地球との交信も途切れるという重大インシデントが発生した。フライトディレクターが「緊急事態」を発令し、最悪の場合、クルーの緊急脱出も想定されるような状態が45分ほど続いたのだ。