もっと詳しく

BH-blog-main

gladius-large

ここでいうGLADIUSは、BLACKHAWK NIGHT-OPS GLADIUSのことですね。残念ながら、現在ではその系譜は途絶えてしまっていますが、2000年代中盤頃に発表され、SUREFIREの対抗となりうる高機能ライトとして展開されていたモデルです。

BLACKHAWKブランドは知っている方も多いかと思います。バッグやポーチ、ウェア類などを中心にミリタリーグッズを幅広くラインナップしているアメリカの企業です。BLACKHAWKがLEDフラッシュライトを作り、そのホルダーとして開発したのが今回ご紹介するライトホルダーというわけです。

IMG_9168

残念ながら手元にGLADIUSの実機はございませんが、GLADIUSはSUREFIRE 6Pのディメンションを引き継いでおり、32mmほどのヘッド、25.4(1インチ)のボディというのは共通です。そのため、SUREFIRE 6Pとある程度アクセサリーを共有でき、このホルスターもまるで専用品のようにピッタリとハマります。

_DSC9355

ライトを収納するときは最初にヘッド部分を「受け」に突っ込んで、ボディ部分をホルダーにはめ込みます。受け自体はなんのテンションもかかっていません。ホルダー部分に押し込むときは、体におしつけるように力をかけるので、ホルスターが逃げず簡単に収納可能。

IMG_9173

「受け」は単に位置を決める役割しかないので、ヘッド直径が小さくてもボディ直径があっていればバッチリ固定されます。1インチボディのライトは多いので、実際の適合範囲はかなり広いかと思います。さらにゴムバンドをかけておけば、落下の心配は殆どなくなります。

75gh00bk_210728142403_1024

ベルトループはTEK-LOKのように簡単に開放できる構造になっています。内部にはベルト幅に合わせて調節できるプレートがあり、自分のベルトサイズにあわせておけばホルスターが暴れにくくなっています。

IMG_9173

側面から見ると、やや浮いた位置にライトをホールドしていて、抜き差ししやすいようになっています。各部は肉厚で、耐久性も高そうです。

_DSC9347

SKM工房のA型・B型に近い構成ですが、SKMの場合はバーチカルドロー(上に抜く)とフロントブレイク(前に倒す)が可能なのに対し、BLACKHAWKはサイドブレイク(横に倒す)のみ。その他、細部の調整可能領域もSKMのほうが広く、自分好みのフィッティングを探せます。専用品・ハンドメイドのSKM工房と汎用品・量産品のBLACKHAWKという構図でしょうか。厳密なタクティカル性ではSKM工房のほうが上ですが、BLACKHAWKも結構イケてる、ナイロンポーチに比べれば両者ともにはるか上、という感じですね。

フラッシュライトの付属品としてハードホルスターがついてくる例も増えていますが、やはりコストをかけて作られている別売品とは雲泥の差があります。ミリタリー使用に耐えられそうな、ヘビーデューティなBLACKHAWKのホルスター、ぜひお試しください。