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10月3日から、いよいよ放送がスタートするアニメ『ぐんまちゃん』。

楽しそうに、いろいろな住人と触れ合っていくぐんまちゃんの日常を描いたハートフルで、ちょっとシュールなアニメ『ぐんまちゃん』について、ぐんまちゃんの声を担当する高橋花林さんにインタビュー!

途中から、隣にぐんまちゃんが座り、いろいろ反応をしてくれていたのが本当にかわいらしかったです。

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ぐんまちゃんの生みの親のお墨付き! 愛されるぐんまちゃんの声!

ーー約7分の短いエピソードを3本続けて放送し、TVアニメ1本分になるのですが、短いエピソードを1本見終わったとき、何を見ているんだろう……とわけが分からなくなってしまったんです(笑)。でも3本続けて見たとき、いつの間にかハマってしまっている自分がいたんですよね。

高橋:あははは(笑)。良かったです。

ーーぐんまちゃんの存在はもともと知っていたのですか?

高橋:ご当地キャラが好きなので、いつから知ったのかもわからないくらい身近なキャラクターでした。

ーーぐんまちゃんって、かなりかわいいマスコットですよね?

高橋:めちゃめちゃかわいいと思います! ご当地キャラって、県とか場所とかアピールしたいものを表しているから、みんな個性的で良いんですよね!

ーーちなみに、ぐんまちゃん以外で気になるご当地キャラはいるのですか?

高橋:個人的に好きなのは、陸前高田市の「たかたのゆめちゃん」とか、有名なところだと、深谷市の「ふっかちゃん」、あと千葉県の「ぴーにゃっつ」もかわいいですよね。挙げればたくさん出てくるくらい、みんなかわいいです。

ーーそういったご当地ではキャラクターグッズもたくさん買ってしまいそうですよね。

高橋:ハンカチとか、日常使いができそうなものは買っちゃいますね。ちなみにぐんまちゃんだと、銀座にアンテナショップ『ぐんまちゃん家(ち)』があるので、そこでぐんまちゃんグッズが買えちゃいます!

それと私、ぐんまちゃんの名刺をいただいたんですよ。ぐんまちゃんのイラストと私の名前が入った名刺をプレゼントしてくださって、それがすごくうれしくて。世界にひとつだけの名刺だし、配るのももったいないなと思いつつ、でも配らないのももったいないと思い、OPテーマの「SWITCH!」のレコーディングのときにスタッフさんに配りました。

ーーぐんまちゃんの声はオーディションで決まったのですか?

高橋:はい。テープとスタジオオーディションがありました。資料には、愛される声でありつつも個性的で、ぐんまちゃんだ!と思えるような声と書いてあり、個性的というのは、自分の中では得意な方向性だったので「これはいけるかも!」と思いながらオーディションをしました。ただ、スタジオオーディションのときに「もっと普通で」というディレクションがあって、普通とは?と悩んでしまったんです。

求められていた普通の方向に演技はシフトしたものの、言われたことができていなかったのかもしれないと思って、ダメかも……と思っていたので、受かったと聞いたときは、「え?」と素っ頓狂な声を出してしまいました(笑)。

ーーたぶんスタッフが求めていた“個性的”の想像を超える“個性的”が来てしまったから、それを少し戻すための“普通”だったのかもしれないですね(笑)。

高橋:そうかもしれないですね。でも、ぐんまちゃんの原作者の方もいらっしゃっていて、こういう子なんですと丁寧に説明をしていただき、なるほどなぁと思いながら演じていたことは覚えています。

ーー演じると決まったときの周りの反応はいかがでしたか?

高橋:何かの役が決まると、ファンの方が「おめでとう」と言ってくださることはあるのですが、今回は、ほかのお仕事でお会いするスタッフの方からも「ぐんまちゃんの声なんだって?」と言われることが多く、その中には群馬県出身の方もいたりしたので、本当に愛されているキャラクターなんだなと実感しました。

(ここでぐんまちゃんが登場し、一緒にインタビューを受けてくれる)

ーーそんなに愛されているぐんまちゃんの声を演じるプレッシャーみたいなものはありました?

高橋:実はぐんまちゃんが生まれた94年に私も生まれたので、同い年なんです。そういう意味での感慨深さはあったんですけど、収録をしてからは、群馬県の方や原作者の方が「ぐんまちゃんの声、すごく合っていました」と言ってくださったので、「これで良いんだ!」と思うことができました。やっぱり、群馬県の方がそう言ってくださると、良かったなぁと思えるので、そういう意味ではプレッシャーはなかったかもしれません。

ーー実際に演じるときに意識したことはどんなことですか?

高橋:いちばんは「愛らしさを大事に、かわいらしく」ということです。皆さんから愛されているぐんまちゃんですけど、アニメの世界でも皆さんから愛されるキャラクターになることを願っているので、より愛されるよう心掛けていました。

というのも、ぐんまちゃんって好奇心旺盛なんですけど、ちょっとめんどくさがり屋さんなところがあるんですよ。あっけらかんとしていて感情の起伏も少ないので、それで興味がないんだ、と思われたくはないですし、そこがかわいいところなんだよと思われたいので、それが伝わるように気をつけました。