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 日立製作所のトップの布陣が7年ぶりに変わり、東原敏昭会長兼CEO(最高経営責任者)と小島啓二社長兼COO(最高執行責任者)の新体制が本格的に動き出した。令和3年4~6月期の本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比約2.2倍の1304億円と、足元の業績は堅調だ。8年3月期までに営業利益が安定的に1兆円を超えるようにするとの新たな経営目標の実現に向け、今後、一層の収益力強化の鍵を握るのが7月に買収を完了した米IT企業のグローバルロジックだ。約1兆円を投じた大型買収の成否を市場は注目している。