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 病床が逼迫(ひっぱく)し、自宅療養中の死亡事例が相次いだ今夏の新型コロナウイルス流行で、東京・墨田区は死者と重症者をほぼ出さずに第5波を乗り越えた。「若年の自宅療養者」に焦点をあて、行政、医師、医療機関、薬剤師らが連携してケアを展開し感染者の病状を把握。感染の有無が分かるまでの「疑似症病床」も活用した。区はインフルエンザとの同時流行が危惧される冬場の第6波に向け、すでに検査態勢の強化を図っている。