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 【ヨハネスブルク=深沢亮爾、ジュネーブ=森井雄一】新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が初めて報告された南アフリカで、感染が急速に拡大している。3日の新規感染者は1万6055人を記録し、1週間前の5倍以上、2週間前の20倍以上となった。感染の7割以上がオミクロン株によると考えられており、各国はその感染状況の推移を見守っている。

 最大都市ヨハネスブルクの会社員ノンセボ・テンベさん(37)は、11月下旬に新型コロナに感染し、発熱と強い
倦怠けんたい
感の症状が出た後、回復した。オミクロン株かどうかは不明だ。9月に米ファイザー製ワクチンの接種を完了しており、「どこで感染したのかもわからない」という。