UCSカードをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは11月4日8時30分時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。
フィッシングメールの件名は「【件名【USC】一時的な利用停止、ログインして確認してください」が確認されている。
メールの本文は以下のような内容が確認されており、個人情報を確認するためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。
この度、当社はセキュリティシステム更新を実施する為ご登録された個人情報を更新する必要がございます。
つきましては、以下へアクセスの上、ご登録された個人情報のご確認にご協力をお願い致します。(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)
誘導先はUCSカードの会員向けサービス「UCSネットサーブ」のログイン画面を装ったウェブサイトで、ユーザーIDとパスワードの入力が求められる。入力してログインの操作をすると、続けて、氏名、生年月日、電話番号、住所などをの入力が求められる。これらも入力すると、さらにクレジットカード情報の入力を求める画面が表示される。
誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。
https://●●●●.top/
フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。