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 携帯電話の値下げ競争が2020年12月に勃発してから1年が経過した。携帯大手3社はモバイル通信料収入の減少で打撃こそ受けたが、各社の力関係に大きな変化は見られず、新規参入した楽天モバイルの躍進が目立った1年だった。他方、気掛かりなのは格安スマホを展開するMVNO(仮想移動体通信事業者)である。「MVNOは草刈り場になりかねない」との事前予想を覆して各社が奮闘しているものの、厳しい調査結果が出ている。