かつて鳥取県沖の日本海では、イタヤガイが数十年に一度のペースで大量発生し、港は活況を呈した。山陰を代表する民謡「貝殻節」はイタヤガイ漁の労働歌を元唄に生まれ、昭和20年代には民謡人気投票で1位に選ばれたり、昭和末にはNHKドラマで吉永小百合さんが踊る場面が放映されたりして、全国的な知名度を得た。「貝殻節発祥の地」を掲げる浜村温泉(鳥取市気高町)は旅館数が激減し低迷が続くが、地元の観光協会は今年11月、貝殻節を観光誘客などに役立てる新事業に着手。温 全文
産経新聞 12月05日 11時00分
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