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凶器見て「何しているんだ」注意直後に男性刺したか 京王線刺傷

 京王線で乗客が刺されるなどし17人がけがをした事件で、男が電車内でナイフなどを取り出した際、乗客の男性から「何をしているんだ」と注意されていたことが分かりました。男はその直後に男性を刺したとみられます。

 服部恭太容疑者(24)は先月31日夜、京王線の車内で乗客の男性(72)の胸をナイフで刺して殺害しようとした疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、服部容疑者は調布駅で電車に乗り込んだ直後にリュックサックからサバイバルナイフと殺虫剤のスプレーを取り出したとみられ、席に座っていた男性(72)が「何をしているんだ」と注意したということです。すると、服部容疑者は男性に向かっていきなりスプレーをかけナイフで刺したとみられます。男性は意識不明の重体です。

 服部容疑者はその後、他の乗客を追いかけライターオイルをまき火をつけるなどしていて、警視庁は乗客から話を聞くなどして犯行の手口を調べています。