<p>【巨人】ドラ1翁田大勢、箱根駅伝見て新人王へ決意新た 中大10年ぶりシード導いた高校同級生・三浦拓朗から刺激</p><p>ドラ1翁田大勢、箱根駅伝見て新人王へ決意新た 中大10年ぶりシード導いた高校同級生・三浦拓朗から刺激 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人のドラフト1位・大勢投手(22)=関西国際大=が4日、兵庫・三木市内のグラウンドで自主トレを公開した。年末年始も無休でトレーニングに打ち込み、体重は2キロ増とパワーアップ。決め球のフォークも改良</p><p>し、新人合同自主トレへ準備は万端だ。箱根駅伝で激走した西脇工時代のクラスメートにも刺激も受け、目標に掲げる新人王へ決意を新たにした。 初心を呼び起こした。プロ1年目、大勢は思い出の詰まった関西国際大グラウンドで本格始動した。「高校で指名漏れして入ってきて。絶対プロ野球選手になろうと思って今までやってきたグラウンド。東京へ行く前に、ここで練習ができてうれしかったです」。ランニングやキャッチボールなどを行い、気温6度の寒空の下で約1時間黙々と汗を流した。 年末年始も無休で体を動かした。大学時代から通うパーソナルトレーニングジムでは、ウェートトレなどで筋力アップを図り、大学野球引退後は90キロだった体重は92キロに。下半身を重点的に強化し、理想のフォームに近づきつつあるが、「打者が立った時とかキャッチャーを座らせた時の再現性が低いので、再現性を上げるためのトレーニングをしていきたい」と課題も明確。大みそかも元日も普段通り練習に励み、プロ仕様の体に作り変えた。 最大の武器、最速157キロの直球を生かすための変化球もプロ仕様にブラッシュアップ。決め球のフォークには元々自信があったが、少しだけ握りを変えた。「スピードはあまり変わらないんですけど、落ち幅が広くなって、よく落ちるようになりました」と手応えをつかんでいる。 年明けは箱根駅伝をテレビで観戦した。西脇工出身の中大・三浦拓朗選手(4年)とは、高1の時のクラスメート。3区を走り、同大10年ぶりのシード権獲得に大きく貢献した同級生の活躍に刺激を受け、「感動しました。走ってる姿勢をみて、熱いものを感じた。次は自分がテレビで活躍する姿を見せていきたい」と気合は十分だ。 7日に入寮し、14日からは新人合同自主トレが始まる。「1年間けがしないように、1軍で勝負するためにしっかり準備したいです」と大勢。兵庫・高砂市の鹿嶋神社で引いたおみくじは吉だったが、その中に記されていた言葉に、自然と気持ちが高まった。「新天地が合っている」。巨人では11年の沢村以来、11年ぶりの新人王へ。新春早々、吉兆をつかんだ右腕のルーキーイヤーがスタートした。(灰原 万由)</p>