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元日に韓国から北朝鮮へ 軍事境界線越えた器械体操経験の脱北者

 韓国から軍事境界線を越えて北朝鮮に向かったのは、1年あまり前に同じルートを使って韓国に入った脱北者だったことが明らかになりました。この脱北者の経歴が注目を集めています。

 元日の夜、韓国北東部・江原道(カンウォンどう)から軍事境界線を越えて北朝鮮に向かった男性。おととし11月に同じ地域から韓国に入って来た脱北者と同一人物だと見られています。

 複数の韓国メディアによると、この脱北者の男性は1992年生まれ。器械体操の経験があり、小柄で体重はおよそ50キロ。鉄製の柵も簡単に乗り越えることが出来たということです。

 脱北した後、韓国で清掃員として働き、経済的に豊かな生活は送っていなかったということで、「スパイ容疑は事実ではない」との見方が報じられています。

 一連の経緯について、韓国軍の合同参謀本部は5日、調査結果を発表。韓国軍は、監視カメラやセンサーなどで男性が何度もとらえられていたにもかかわらず見逃していたうえに、北朝鮮から来た亡命者だと思い込んでいたということです。こうした軍の対応に韓国メディアは・・・

「情けない」
「北朝鮮監視網に穴があいている」
「警戒作戦に臨む兵士たちの基本的な綱紀が緩みきっている」

 韓国軍は「現場部隊の将兵たちが任務を遂行できる体制を早期に確立する」として、今後、部隊の状況を点検するとしています。