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 後払い決済サービス「Paidy(ペイディ)」をかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは2021年12月27日11時時点で稼働中とのことで、注意が必要だ。

 確認されているフィッシングメールの件名は、「【重要】Paidyご利用確認のお願い」。メールの本文は以下の内容が確認されており、本人確認のためとして、記載されたURLへアクセスするよう誘導している。

このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はPaidyのログイン画面を装ったウェブサイトで、メールアドレスおよび携帯電話番号の入力が求められる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは以下のものが確認されている。

http://bitly.●●●●/●●●●
https://my.paidy.login●●●●.●●●●.cn/

 このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。