新“コロナ大臣”は「検査の拡充」「自宅療養者対策の徹底」を強調
新型コロナ対策を担う厚生労働省でも新旧大臣の引き継ぎが行われ、後藤新大臣は「検査の拡充」や「自宅療養者への対策の徹底」に取り組む考えを示しました。
田村憲久前厚労相
「国民の皆様のご努力があって今回大きな山が、とりあえず今このような状況のもとで減ってきている」
5日、東京都の新規感染者の発表は144人。夕方、厚生労働省でも新旧大臣の引き継ぎが行われました。コロナ禍での厚労大臣という重責を引き継いだのは後藤茂之新大臣。
後藤茂之新厚労相
「はい、わかりました伺います。持って行くのはモーニングだろ」
初めての大臣就任に喜びを抑えきれない様子の後藤大臣。就任会見では・・・
後藤茂之新厚労相
「ワクチン治療薬の実用化と確保・・・」
職員
「マスク、マスク」
後藤茂之新厚労相
「外してやるの・・・?」
職員から指摘されて、改めてマスクを外す一幕も。後手後手が指摘されてきたこれまでのコロナ対策については・・・
後藤茂之新厚労相
「結果としてやっていたことに間違いなくても、もう少し早く対応できたのではないかと」
まずは、前政権の危機管理体制を検証していくと述べました。専門家が必ず来ると指摘している冬の「第6波」をどんな対策で迎え撃つのかについては・・・
後藤茂之新厚労相
「早期の適切な診療が受けられる体制整備をしっかりしていく。(首相からは)病床および医療人材の確保、在宅療養者に対する対策の徹底や検査の拡充に取り組むよう指示を受けている」
適切な医療が受けられないまま自宅療養者が死亡する問題や検査が不足している問題は、感染拡大するたび政府は改善を訴えてきましたが、今度こそ、抜本的な対策は打ち出せるのでしょうか。