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 1950年から84年まで、東京の大相撲本場所は蔵前国技館(東京都台東区)で行われていた。戦前の旧両国国技館(墨田区)が進駐軍に接収され、移転した先が蔵前だった。栃錦、若乃花、大鵬、柏戸、北の富士、玉の海、輪島、北の湖らが活躍し、相撲人気を盛り上げた。その後、国技館は両国に新築・再移転したが、古くからの相撲ファンは、今も蔵前での名勝負を思い出すことがあるだろう。