Tucole (Tu Cole) もおそらく Oakland を拠点に活動をしていた人で、95年に Strictly Urban Records というレーベルから1枚のアルバムをリリースしています。この人についても詳細は殆ど分からないのですが、このアルバム(写真)のライナーをよく見ると Richie Rich や DJ Daryl が参加しているので、もしかすると 415 周辺で活動していた人なのかもしれません。このアルバムがグルーヴィーな G-Funk アルバムでかなり好きなのですが、他で名前を目にする事も無いので、その後の消息が気になります。ちなみにこのアルバムは以前は入手困難な状態が続いていましたが、少し前に再発(デット・ストックかな?)が出て比較的入手しやすくなっていますね。
写真は、唯一のアルバム(たぶん)の”Deeper Than You Think”(1995年)です。このアルバムは Emanuel Lacy に Lisa Lacy、Dale Reed がプロデュースを手掛けたアルバムで、グルーヴィーなファンクからメローまで質の高い曲の揃った完成度の高い G-Funk アルバムだと思います。全体的に聴きやすい感じなので、90年代中頃の G-Funk 好きの人にはオススメのアルバムだと思います。グルーヴィー・ファンク”Bottoms Up feat.Brotha Broski”、”Livin’ In The Age Of Rage”、”5-0 Hittin’ Corners feat.Richie Rich, Brotha Broski & DJ Daryl”、”Stompin’ Like A “G” feat.The “G” Gang”、”Infrared Funk feat.Brotha Broski, DJ Daryl & Twan”、”Low Housin’ feat.Brotha Broski”、メロー・グルーヴ”Joy Ridin (In The Sunshine)”、”Here Today Gone Tomorrow”、”Freak (Nothin’ But A Word) feat.C-Style”、”Strugglin’ In The Ghetto”、”Joy Ridin (In The Sunshine) [Vocal Remix] feat.Dynasha Simmons”、”Here Today Gone Tomorrow [Remix]”など、どの曲もイイです。中でも大ネタ使いのメロー・グルーヴ “Joy Ridin (In The Sunshine)”、”Here Today Gone Tomorrow”、”Strugglin’ In The Ghetto” あたりは好きな人も多いと思います。個人的には渋めのグルーヴィー・ファンク “5-0 Hittin’ Corners feat.Richie Rich, Brotha Broski & DJ Daryl” も特に好きな1曲です。
【Discography】
・Deeper Than You Think (1995) >Amazon.co.jp