電車に危険物を持ち込み「凶行」に及ぶ事件は後を絶たない。京王線特急の乗客刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)は刃物のほか、可燃性の殺虫スプレーや大量のライターオイルまで持ち込んでいた。海外の鉄道では危険物持ち込みによるテロや事件防止に「手荷物検査」も実施しているが、過密ダイヤの日本の都市部の鉄道では、利便性などの観点から全面導入には踏み切れていない。相次ぐ事件に専門家は「社会がリスクをどう評価するかだ」とし、抜本的な対策の必要性を訴える。
電車に危険物を持ち込み「凶行」に及ぶ事件は後を絶たない。京王線特急の乗客刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)は刃物のほか、可燃性の殺虫スプレーや大量のライターオイルまで持ち込んでいた。海外の鉄道では危険物持ち込みによるテロや事件防止に「手荷物検査」も実施しているが、過密ダイヤの日本の都市部の鉄道では、利便性などの観点から全面導入には踏み切れていない。相次ぐ事件に専門家は「社会がリスクをどう評価するかだ」とし、抜本的な対策の必要性を訴える。