先日、フィリップモリスジャパンは、IQOSの新型加熱式たばこ「IQOS ILUMA (イルマ)」シリーズと IQOS イルマ専用たばこ「TEREA(テリア)」 スティック を販売しました。アイコスは約2年前に「IQOS 3 DUO (スリー デュオ)」を販売して以来、久しぶりの新型デバイス。その進化はどうなっているのでしょうか!? 編集部員・野田がレポートします。
新型IQOSは一挙に2モデル登場!
現在爆売れ中の IQOS イルマ シリーズは、フラグシップモデル「IQOS イルマ プライム」およびスタンダードモデル「IQOS イルマ」の2機種で展開。どちらもIQOS イルマ シリーズ独自の“スマートコア・インダクション・システムTM” を搭載しています。
“スマートコア・インダクション・システムTM”は、IQOS史上初となるブレードのない構造です。ブレードをなくしたことで耐久性が向上。また、IQOS イルマシリーズ専用に新しく設計された「テリア」スティックは、たばこスティックの内側から、たばこ葉を加熱する加熱方式です。これにより、たばこ葉を燃やすことなく芯から加熱します。
IQOS イルマシリーズ専用に新しく設計されたテリア スティック。ラインナップは、レギュラー4種類、メンソール2種類、フレーバーメンソール5種類です。IQOS イルマシリーズでは今までの「マールボロ」や「ヒーツ」スティックを使用することができないので、一緒にテリア スティックの購入が必要。
フラッグシップとスタンダードモデルの違いと共通点
さて、フラッグシップモデル「IQOS イルマ プライム」およびスタンダードモデル「IQOS イルマ」はどこが違うのか、それぞれの主な違いと共通点をまとめてみました。
【その1】デザインと価格
IQOS イルマ プライムは本体にアルミニウムを使用し、スタイリッシュに仕上げています。ラップカバーを採用しているため、従来のデバイスよりも幅広いカスタマイズが可能です。
対してIQOS イルマ プライムは、IQOS 3 DUO の形状を継承した、新型 IQOSイルマのスタンダードモデル。 新アクセサリーのリングなどで、カスタマイズの幅が広がります。先代のIQOS 3 DUOと形状の違いはサイズがやや大きくなったくらい。
IQOS イルマ プライムはフラッグシップモデルと言うだけあって、価格は1万2980円。対して、スタンダードモデルのIQOS イルマは8980円。その差額4000円。全く新しいデザインとカスタマイズの幅の広さがIQOS イルマ プライムの魅力なので、そこを特に求めないのであれば機能性がほぼ同等のIQOS イルマでも十分と言えるでしょう。
【その2】新機能
IQOS イルマ プライム、IQOS イルマともに新機能を搭載しています。その一つが“オートスタート・オートストップ”です。“オートスタート”は、スマートコアスティックをホルダーに挿入すると、自動的に加熱が始まるというもの。または、ホルダーにあるボタンを長押しすることで手動で加熱が開始されます。対して“オートストップ”は、使用中にスティックが動いてしまった場合、あるいはホルダーから取り出されてしまった場合には自動停止します。これらによってボタンを押したりする、ちょっとした煩わしさから解放されますね。
まだまだ新機能はあります。“スマートジェスチャーリフトアップ”は、使用していない時にホルダーを手前に傾けるとライトが点灯し、残りの使用回数を確認できます。“スマートジェスチャーダブルタップ”は、使用中にホルダーをダブルタップ(軽く2回たたく)すると、バイブレーションにより、残りの使用時間が通知されます。
【その3】アクセサリー
続いて専用のアクセリーを紹介。まずは「IQOS イルマ プライム/イルマ リングセット」ホルダーをカスタマイズできるリングの3個セット。ホルダーの先端に装着して表情の変化を楽しめます。全15色6セット。
次はIQOS イルマ プライム専用のアクセサリー。イルマ プライムの本体をカスタマイズできるラップカバーの生地はファブリックやマイクロファイバー、オーロラから選べます。付け替えはIQOS本体側のマグネットで取り付けるだけと簡単。全9色3素材。
イルマ プライムのポケットチャージャー本体をすっぽりとおおうフルラップカバー。おしゃれな見た目を保ちながらデバイスを汚れから守ります。全4色。
そしてIQOS イルマ専用のドアカバー。イルマの本体をカスタマイズでき、素材はアルミナムやオーロラ、メタリック、ネオンから選べます。付け替えはコチラもIQOS本体側のマグネットで取り付けるだけと簡単。全16色。
スリーブはIQOS イルマを汚れや衝撃から守ります。付けても気にならない軽さも魅力。「IQOS イルマ スリーブ」全6色、「IQOS イルマ スリーブ+」全3色展開。
ユーザーの悩みを解決した、IQOS イルマシリーズの進化!
ホルダー内のブレードをなくし、たばこスティック内側から燃焼する専用スティックにしたことで、クリーニングの面倒くささ・耐久性というIQOS特有の悩みを無くしています。スマートコア・インダクション・システムは、他社の加熱式たばこデバイスと比べてIQOS イルマシリーズが群を抜いている機能です。
JTの新型「Ploom X」や、同じくフリップモリスジャパンから販売している「lilHYBRID(リルハイブリッド)」に比べると、加熱式たばこデバイスとしての進化は控えめかもしれません。しかし、IQOS イルマシリーズの特徴はすべてユーザーに寄り添ったモノだったのです。
撮影/大田浩樹、我妻慶一
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