総理大臣官邸では、新旧の官房長官らが内閣官房の職員を前にあいさつをしました。
松野官房長官「前長官と比べるような意地悪をしないで協力を」
松野官房長官は「菅政権ほど1年間で実質的な仕事をした内閣はなく、本当にすばらしい仕事をしたチームだった。しっかりと精神を引き継ぎながら、全力で取り組んでいかなければならない。加藤 前官房長官と松野を比べるというような意地悪をしないで、しっかりとご協力をお願いしたい」と述べました。
加藤前官房長官「新政権の息吹吹き込み国をリードする力発揮を」
一方、加藤 前官房長官は「コロナ対策に大変な時間と労力をかけて取り組み、ワクチン接種も進み、無事、緊急事態宣言を含め、全面解除する形で次の政権にバトンタッチさせていただいた。岸田総理大臣のもとで、新しい政権としての息吹を吹き込み、この国をリードしていく力を発揮していただくよう心から期待をしている」と述べました。
杉田前官房副長官「闘いの連続だった 心から感謝と敬意を」
また、第2次安倍内閣から歴代最長となる8年9か月にわたって政府の事務方トップを務めた杉田 前官房副長官は「文字どおり闘いの連続だった。アルジェリアの人質事件や、熊本地震をはじめとする一連の大きな災害、いろいろと議論はあったが成功だという評価をいただいた東京オリンピック・パラリンピックなど、皆さんや、皆さんの諸先輩方に大変なご努力をいただいて、なんとかここまできた。心から感謝と敬意を申し上げたい。本当に長い間、お世話になりました」と述べました。