Windows 11に新たなバグが発生し、スニッピングツール、タッチキーボード、メソッドエディターなどのマイクロソフトの内蔵アプリケーションが完全に開かなくなりました。マイクロソフト社の報告によると、この問題は、10月31日に期限切れとなったWindows 11の古いデジタル証明書にまつわるものです。
バグの影響を受けるアプリは以下の通りです。
- スニッピングツール
- 「設定」アプリの「アカウント」ページおよびランディングページ（Sモードのみ）
- タッチキーボード、音声入力、および絵文字パネル
- 入力メソッドエディターのユーザーインターフェース（IME UI）
- スタートアップとヒント
マイクロソフトでは、本格的な修正が行われるまでの間、問題を軽減するためのいくつかの回避策を用意しています。Snipping Toolに関連する問題については、Print Screenキーを一時的な代替として使用することを推奨します。
タッチキーボード、音声入力、絵文字パネル、入力方法エディタ、ヒントアプリケーションに関する問題については、KB5006746 Windows Updateのインストールを推奨します。
アップデートは2週間前から提供されていますので、Windows 11をお使いの方はすでにインストールされている可能性が高く、特にRyzenプロセッサーをお使いの場合は、L3キャッシュの問題が修正されます。
Sモードに関する問題については、現時点では回避策はありません。
次のWindows 11累積更新プログラムでは、古いデジタル証明書を更新するだけで解決するため、これらの問題がすべて恒久的に解決されるものと思われます。次の更新プログラムがいつ配信されるかは正確にはわかりませんが、1～2週間後の火曜日には配信されるはずです。